リフォーム産業新聞 10月18日号掲載
わずか7カ月で地域NO.1のGoogle口コミ数に
現調につなげる多角的なWEB戦略を推進
リフォーム産業新聞 10月18日号掲載
わずか7カ月で地域NO.1のGoogle口コミ数に
現調につなげる多角的なWEB戦略を推進
株式会社中村工務店
代表取締役社長 中村鉄男 氏
長崎県で地域NO.1のリフォーム実績を誇る中村工務店(長崎県長崎市)。バス広告、テレビCMといった従来の宣伝手法にWEBをうまく掛け合わせ、集客効果を高めている。「ホームページがあればいいという時代ではなくなった」と話す中村鉄男社長に、メディアミックス戦略やその効果について聞いた。
SNSの普及で販促手法が複雑に
─5年前にホームページを刷新されたとか。
そうですね。それまではチラシ中心の集客で、ホームページは「あればいい」と思っていました。
しかし、WEB検索が浸透していく中で、チラシを見られたお客様の半数は、ホームページで「どんな会社か」を確認するようになった。
ホームページのクオリティがあまりに低いと逆に信用を失うので、5年前に刷新しました。
─拝見すると、施工事例やお客様の声が数多く掲載されていて、非常にわかりやすいホームページです。
そういったところはもちろん押さえていますが、ホームページのクオリティが高ければ集客できるという単純な話でもないのです。
SNSの普及を受けて、販促というのはとても複雑になってきている。
WEB集客で効果を出すには、専門的な分析をもとにしたメディアミックスが欠かせないようです。
とはいえ、そんなノウハウは私たちにない。
そこでHP制作を依頼したシップさんに、WEB戦略ごとお願いすることにしました。
─まずは何から始められたのですか?
月次コンサルです。数字的な分析や費用対効果、ホームページで打ち出す特集についてなど、WEB戦略にかかわることを担当者と毎月話し合っています。
たとえば、フェイスブックやGoogle、Yahoo!での動画広告もシップの提案で始めたのですが、
大手ポータルサイトで動画広告が流れると、会社の信頼度が上がります。
こうした、ホームページにたどり着くまでの動線はもちろんのこと、
回遊したくなるページづくり、問い合わせにつながる出口戦略までをシップさんが考えて提案してくれています。
─ページ内をいかに回遊させるかが、問い合わせにつながるポイントですものね
せっかくホームページに来てくれても、直帰されたのでは意味がないですからね。
そういう意味では、今年1月に始めたGoogleマイビジネスの口コミも効果的に働いています。
「すまいるリフォーム」と「なかむらや」の2サイトで同時に開始したのですが、すでに計77件という県内NO.1の口コミ数をいただいています。
他にも、外壁専門サイトの方ではオンライン見積りもスタート。
本気度の高いお客様を現調につなげる動線が、着実に整ってきています。
─オンライン見積りは月にどれくらい来るのですか?
まだまだ数件というレベルですが、このオンライン見積りも出口戦略のひとつなので、少しずつ増えていけばいいと思っています。
狙いはあくまでも、ホームページに来てくれたお客様をどう現調につなげるか、というところ。
電話や問い合わせフォームなど、出口につながる仕掛けは多角的にあるほうがいいので、
そうした様々な戦略をシップと一緒に練っています。
─問い合わせは着実に増えてきていますか?
そうですね。やはりホームページ経由の問い合わせが増えてきています。
時代に合わせたお客様の視点を探し、提案してもらうことをシップさんに期待していましたが、応えてくれていますよ。
おかげさまでCPAも下がってきています。
地方にいても情報収集できる勉強会
─ホームページ制作だけではなく、WEB戦略までをシップに依頼された理由は?
これまで何件か他の会社にホームページ制作を依頼したことがありますが、納品したら終わりという会社ばかりでした。
その中でシップさんは、納品後も月に1度は必ず接点を取ってくれるなど、責任感を感じられた。
また、繁盛店のWEB担当者を招いての情報交換会を定期的に開催してくれるので、地方にいても全国の情報を収集できるのもありがたいところ。
コロナの影響で各地に視察に行けない今は、そうした場の提供が本当に助かっています。
─今後のWEB戦略の方向性をお聞かせください。
まずはオンライン見積りをリフォーム専門サイトにも搭載し、さらに現調の申し込みもスマホで完結できるような仕組みをつくっていきたいです。
広告については、YouTube広告なども相談していきたいところ。
1年先の販促マーケットを分析してもらいながら、地域で一歩先を行く種まきをしていきます。
※当新聞記事は掲載許可を取った上で掲載を行っております。