リフォーム産業新聞 9月20日号掲載
トップページに想い掲載
チラシのイメージ払拭し大型案件を拡大
リフォーム産業新聞 9月20日号掲載
トップページに想い掲載
チラシのイメージ払拭し大型案件を拡大
パワーハウス株式会社
代表取締役社長 井村 優介 氏
福岡県でトップクラスのリフォーム実績を誇るパワーハウス(福岡市)。チラシ中心の集客からWebプロモーションに舵を切り、昨年2月にHPを刷新して以降、問い合わせ数を約5倍に伸ばしている。「地域で認知されている内容に加え、会社の想いをきちんと表現したことが差別化につながった」と話す井村優介社長に、デジタルプロモーションのポイントを聞いた。
問い合わせ数が5倍に
─HPをリニューアルされておよそ1年半です。すでに効果が出ているようですね。
月に10件程度だった問い合わせが50件ほどに伸びました。LINEによる見積りや問い合わせの動線も整えたので、そこからの問い合わせも急増しています。HPのアクセス数はアベレージで月間1万くらい。こちらも1.5倍~2倍に伸びています。
─問い合わせの内容はいかがですか?
大型案件がぐっと増えました。当社は、水回りなどの小さな工事からフルリノベーションまで幅広く対応できるのが強みのひとつなのですが、以前までは価格を全面に押し出したチラシが集客のメーンだったので、問い合わせも小規模工事が中心でした。ですが今回、HPで「どんな工事でも安心して任せられる会社」と伝わるように工夫したことで、大型案件の引き合いが増えました。
─具体的にはどのような見せ方をされたのでしょうか?
1万件以上という地域での実績と、「自分の家と思って仕事します」という当社の想いをトップページで一目でわかるようにしています。また、施工事例でもその想いが伝わるように、「その後の暮らし」がイメージできるような写真を積極的に採用。HP制作はシップさんにお任せしていますが、「いつもチラシで見ていたけれど信頼できる会社なんだな、と改めて思ってもらえるページにしたい」と伝えたところ、こうした提案をしてくれました。
断言してくれるから前に進める
─HP制作はずっとシップに依頼されているのですか?
いえ、出戻りです。7~8年前に1度制作を依頼し、反響が思わしくなく別の制作会社に乗り換えました。結局、乗り換えた制作会社でも期待したような反響は出なかったのですが、解約したシップの担当者がその後もずっとWEBマーケティングのアドバイスをしてくれていたんです。そうしたお付き合いの中で、シップのHPがなぜ反響を呼べなかったのかも冷静に分析して伝えてくれたし、うちの業績が上がるように親身になって考え続けてくれた。だから今回WEBプロモーションについて提案されたとき、出戻ってお願いすることにしました。
─出戻りというのは珍しいですね。
そうですよね。でも、戻ってよかったと思っています。他の制作会社を経験したからわかることでもありますが、シップの担当者は率直に意見を言ってくれるからわかりやすいんです。他社は金額や納期についての話に重点を置いて、プランは無難なところでまとめようとするところが多いのですが、シップは気持ちがいいくらい「それはダメです」「これがダメならこうしましょう」とズバズバ意見を言ってくれる。その意見が、豊富な実績と専門性に裏付けされているから説得力があるし、何よりも挑戦する力をくれます。
─確かに、言い切るのは勇気がいります。責任が伴いますものね。
おっしゃる通りです。シップは私が掲げた目標を「やりましょう!」と断言してくれます。断言することが正解というわけではありませんが、少なくともその意気込みがないと結果は出ないと私は思う。その意気込みが前に進む力をくれるし、うまくいかなかったときにはすぐに改善策を出してくれる点も信頼につながっています。
チラシ配布ゼロを目指す
─今期の目標は?
売上目標は毎年1億円プラスで考えていて、前期が15億5000万円でしたので、今期は16億5000万円くらいを目指します。問い合わせ数では、月80件くらいをまずは達成したいですね。
─WEBプロモーションで目指されるところは?
HPと併せてSNSなどをうまく活用すれば、1人当たりの集客コストをもっと下げられることがわかってきたので、最終的にはチラシ配布ゼロを目指します。SNSは現在、フェイスブック、インスタグラム、LINEを使っていて、YouTubeチャンネルも近々開設予定。WEBに予算を入れていくことで、チラシでは達成できなかった集客率を実現したいですね。
※当新聞記事は掲載許可を取った上で掲載を行っております。