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10年後の社員の幸せを考えればアジア市場への進出は必然

中小リフォームの海外進出「理念=強み」を軸で展開

イー・ライフ・グループ株式会社

10年後の社員の幸せを考えればアジア市場への進出は必然

中小リフォームの海外進出「理念=強み」を軸で展開

イー・ライフ・グループ株式会社
代表取締役 小川 義行

株式会社シップ

小松

小松 10月には上海社員研修旅行で御社の上海拠点を視察させていただきました。
ありがとうございました。
あのとき印象的だったのは、海外事業は若い社員のためだとおっしゃっていたことです。

イー・ライフ・グループ株式会社

小川

小川 私がシニア向け事業を始めた頃から何度も2015年の重要性を話してきました。
2015年団塊の世代が65歳を超え、日本全体でも4人の1人が65歳以上になります。
2025年にはさらにその世代が75歳になり、65歳以上が30%を超えます。

労働人口1.8人で高齢者を支える時代がくるのですが現行の社会保障制度が持続可能かどうか読めないところがあります。
そんな時代が予想されるので若い社員の将来のため、市場成長が見込まれるアジアに進出しています。

株式会社シップ

小松

小松 その2015年には「健康的なシニアライフの創造」という理念のもとに、リハビリデイサービスnagomi、バリアフリーリフォーム、介護施設建築事業のおいてニッチトップになっていますが、その事業の本質を考察すると、海外事業まで含めてすべてが理念をゲートウェイにしたビジネスモデルになっているところが凄いところですね。

イー・ライフ・グループ株式会社

小川

小川 マレーシアでの最初の事業はキッズスタジオですが、これも子どもの面倒を見るのが共働き夫婦の両親、つまりシニア層でシニア支援です。
次の事業はMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)ビザを取得した日本のシニア向けの住宅内装でこれもシニア支援です。

株式会社シップ

小松

小松 日本のリフォーム会社も事業の第2第3の柱にチャレンジしていますが、それぞれに販促費用が嵩んで結局あと戻りすることが多いのですが、それは顧客想定がそれぞれバラバラで強みを作りきれないまま多事業化を進めてしまうために起る弊害です。

「理念=強み」という軸、創客のゲートウェイそして現場の標準化、この3点セットは勉強になります。

イー・ライフ・グループ株式会社

小川

小川 現場の標準化とか標準化を前提とした新卒採用は10年前くらいになりますがシップさんから学ばせていただいたところがあります。
シップさんでもアジア進出支援を香港拠点で行っていますね。

株式会社シップ

小松

小松 小川社長のように今後10年を数字で考えると成長を志向する経営者が日本に籠もっている合理的理由はないと思います。
また海外進出するには本当に「強み」の見極めが大切だと思いますが、第2第3のイーライフグループを支援していきます。

情報誌SHIP VOL.2 (2015年1月)掲載

まとめ 海外進出は自社の「理念=強み」の磨き上げから
理念は健康的なシニアライフの創造
理念をゲートウェイにしたサービスを展開
現地に事情に合わせたビジネスモデルの組立てと標準化

イー・ライフ・グループ株式会社

イー・ライフ・グループ株式会社
代表取締役 小川 義行

1971年埼玉県生まれ。1999年の創業以来「健康的なシニアライフの創造」を主眼に、リハビリデイサービスnagomi事業、バリアフリー住宅及び医療・介護施設の設計・施工事業を全国に展開。
海外では中国上海での店舗部材、家具等の生産拠点をはじめ、独資現地法人としてマレーシアクアラルンプールにてキッズ事業を展開。

株式会社シップ

株式会社シップ
代表取締役 小松 信幸

建築CAD会社社長、エクステリアCAD会社社長を務め、2001年住宅リフォーム会社の業績アップ支援に特化した株式会社シップ創業。
住宅リフォーム事業支援に特化したDERUKUI(出る杭)集団の株式会社シップ代表取締役。支援先600社に対し提供しているのは、Web上の”なんか、この会社いいね”の顧客体験(Wex)。