30億円の壁を越え、次なる目標に挑む
秘訣は、社員がずっとここで働きたいと思う会社造り
30億円の壁を越え、次なる目標に挑む
秘訣は、社員がずっとここで働きたいと思う会社造り
株式会社ナサホーム
代表取締役 江川 貴志
小松 12月決算だったと思うのですが前期はどうでした?
江川 ナサホームとみずらぼと合わせて43億円くらいです。
小松
2014年は増税前駆け込み需要の反動で後半低迷したリフォーム会社が多かったのですがすっかり成長軌道ですね。
その成長カーブの秘訣を聞きたいのですが。
江川
一般に3億の壁、10億の壁、30億の壁と言われますが、3億の壁、10億の壁は社長が営業からはずれ組織づくりや理念追求と言った社長の仕事をすることで超えてきたと思うし手本もあったんですが、30億は壁でした(笑)。
どこを探しても指南書もない。
小松 リフォーム業界の場合、そこにトライした会社の分母が小さいですからね。
江川 結果としては、総合リフォームのナサホームと水まわり専門店みずらぼを分けて出店していったことで越えられたんですが、越えた後で「ビジネスモデルの壁」だったんだと結論づけています。
小松 弊社とはリフォームCADでのお付き合いが始まったのは売上5億円くらいのときでしょうか。
江川 今は12台ですか。フル稼働で、営業の差別化になっています。
小松 御社が際立っていると思うのは人が辞めないことですよね。
江川 ホントはそこが一番大事だし、強みだと思うしさっきの質問の答えなんですけど、これを言ってもみんなスルーしてしまうっていうか。
小松
やっぱり秘訣は隠している、と受け取られる(笑)
リフォームはソフト業ですからノウハウやお客さんは人に属しますから、ずっとここで働きたいと思う会社造りが実は一番大切なんですよね。
そのような会社造りが成功している根本は何でしょう?
江川
社員さんへの感謝です。
ホンマに自分が今こうしていられるのも社員のみんなのお陰だと思っているから。
小松 感謝の気持ちはつぶれない会社にするという覚悟に表れますが次ぎのステップは?
江川 株式上場を考えています。
小松
お~。
将来上場株式欄の業種区分に「住宅リフォーム」ができれば良いですね。その先陣をきってください。
情報誌SHIP VOL.3(2015年3月)掲載
まとめ
成長の秘訣はノウハウ蓄積・顧客満足のための人材育成
社員への感謝の気持ちを込めたずっとここで働きたいと思う会社造り
株式会社ナサホーム
代表取締役 江川 貴志
昭和36年1月31日生まれ。大阪市出身。 広島大学工学部土木学科を卒業後、 大手ゼネコンにて、土木関連の施工管理技術者となる。 大手不動産会社へ転職し、トップセールスとして活躍。
1996年、株式会社ナサホームを設立。 リフォーム業界に将来性を感じ、徹底的にお客様満足に こだわったサービスを展開している。
株式会社シップ
代表取締役 小松 信幸
建築CAD会社社長、エクステリアCAD会社社長を務め、2001年住宅リフォーム会社の業績アップ支援に特化した株式会社シップ創業。
住宅リフォーム事業支援に特化したDERUKUI(出る杭)集団の株式会社シップ代表取締役。支援先600社に対し提供しているのは、Web上の”なんか、この会社いいね”の顧客体験(Wex)。