地方で成長を模索したリフォーム会社が行き着いたのが不動産+リフォーム
不動産は情報産業WEBから顧客接点作りがポイント
地方で成長を模索したリフォーム会社が行き着いたのが不動産+リフォーム
不動産は情報産業WEBから顧客接点作りがポイント
株式会社オレンジハウス
代表取締役 中戸川 豊
小松
初対面の10年以上前から、お会いすると吉祥寺と三鷹の話になりました。
先日やっと吉祥寺飲み会が実現しました(笑)。
中戸川
リノベーションスタジオ「orangehouse-tokyo.com」を吉祥寺にオープンしました。
静岡とは全然マーケットのサイズが違うことを実感しています。
小松
オレンジハウスさんが不動産とリフォームを融合させた業態になってきたというのは、その静岡でリフォーム事業の成長を模索した結果ですよね。
直近で年商16億円ほどということですがそのうち不動産が絡んでいるのはどれくらいなんですか?
中戸川
その境い目が難しいんですが(笑)、不動産絡みが13、リフォーム工事単独だと3くらいですね。
小松社長と最初にお会いした頃は100%後者。
小松 普段、リフォームと不動産という区分を普段はしていないんですね。
中戸川
お客様の感覚に合わせると居住用住宅と事業用住宅という区分で分かれていますかね。
居住のために、マンションを探す人もいれば、一戸建てを探す人もいる、その人たちはリフォーム工事をする人がほとんどですからリフォーム工事の出番になるわけですが、他のリフォーム会社をみつけて来られる人もいます。
そして当然、持ち家をリフォームしたい人もいる。
小松
今おっしゃった感覚が、リフォーム会社が不動産事業に取り組んでいくときに身につけないといけないことですね。
住まいに対する選択肢がたくさんある段階で、お客様の予算などの制限や希望をくんでゴールに誘導することでしょうが、事業としてのポイントはどこですか?
中戸川
お客さんとの接点の数ですね。
もちろん他にもたくさんありますよ。
これって不動産に興味のあるリフォーム会社さんが読むんですよね?
だとしたらとにかく営業に無理がかからないようにするためにも、見込みのお客さんを数多く集めることですよ。
小松
その上流部としてWEBサイトのフル活用があります。
最近超大手企業がWEBサイトの力でリフォームにも参入してきているし、不動産にはもともといます。
不動産+リフォーム分野にも出てくるだろうし、リアルな世界でも家電量販店などの設備系リフォームの動きが拡大しています。
またスマホの普及でリフォームにおいても消費者がより多くの時間をネットでのサーチ行動に使っているのが確認されています。この2年くらいでおっしゃるところの「接点」が変わりますね。
中戸川 WEBサイトのリニューアル含め、常時もがいて出口を探します(笑)。
情報誌SHIP VOL.5(2015年7月)掲載
まとめ
住まいの上流のニーズは選択肢が多い。無理は禁物。接点数を増やす仕組みが要
消費税増税までの2年間、大手の進出も含めた変革期に狙いを定めたWEB戦略が大事
株式会社オレンジハウス
代表取締役 中戸川 豊
大学卒業後、大手不動産会社に勤務、29歳で静岡に戻り家業をリフォーム会社に転換し、その後、WEBサイトを活用した不動産と建築デザインを融合させたリノベーション事業を展開。2014年東京に出店。
株式会社シップ
代表取締役 小松 信幸
建築CAD会社社長、エクステリアCAD会社社長を務め、2001年住宅リフォーム会社の業績アップ支援に特化した株式会社シップ創業。
住宅リフォーム事業支援に特化したDERUKUI(出る杭)集団の株式会社シップ代表取締役。支援先600社に対し提供しているのは、Web上の”なんか、この会社いいね”の顧客体験(Wex)。