人口減少も「変化」のひとつでしかない
お客様が喜ぶ事に躊躇せず地方成長モデルを描く
人口減少も「変化」のひとつでしかない
お客様が喜ぶ事に躊躇せず地方成長モデルを描く
株式会社フォーシンク
代表取締役社長 加藤 圭吾
小松
面白いことをどんどん取り入れて実行していこうという姿勢がいいですよね。
業績も順調に推移されているようで、今期は4年目で外壁塗装が伸び、前年比35%増の1.7億円くらいになりそうだということですね。
最近、地方の人口減少地域で元気な会社を回っているのですが何か考えられていることはありますか?
加藤 僕はまだまだですので、ジェルコさん、ジャックさん、セイホーさん、シップさんなどのセミナーや同業社との情報交換で劣等感を感じて、また頑張ろうということの繰り返しです。
小松
創業してまもなくお店を構えて、しっかりとホームページを作って、毎月3.5万枚のチラシを折り込んで、年4回の定期的なイベントを行って、OB客には毎月ニュースレターを送るという基本行動を行っている人は意外と少ないです。
その上に来店型塗装営業モデルを取り入れられている。
先行投資金額も少なくはないですよね。
加藤
営業活動は2013年2月からなんですが、店舗は「あるだけ」でした。
シップさんにご案内いただいたみすずさんの来店型塗装店セミナーの影響は大きかったです。
その後DVDを購入して、もう30回くらい見ていると思いますが、綿谷社長の教えの通りにやったらお客様は来てくれるし、外装リフォームの売上は伸びるし、契約はほとんど外さなくなるし、若い営業マンが自信をつけてくれるし、良いことずくめです。
小松
加藤社長は34歳で若いですが、何よりもそうした素直さが良いのだと思います。
人口減少というのも「変化」でしかないので、その素直さがあれば同業社が足が止まっている間、どんどん成長していけると思います。
ところで今更ですが、社名のフォーシンク出雲のフォーシンクって何なんですか?
加藤 メンテナンス(リフォーム)、不動産、ファイナンシャルプラン、デザイン(設計事務所)、もともと4人の専門家のノウハウを組み合わせて事業をしていこうという計画があったのですが、結果としてリフォームのところだけになっているということです。
小松
創業の頃のアイデアが社名になっているというのは良いですね。
おそらく次はこの出雲という地域で社名が示すビジョンに沿った住まいに関するワンストップサービスを展開されていくのではないでしょうか。
地元の有力企業の跡継ぎということですが、40歳までに自らが作った住生活総合サービスと引継ぐであろうBtoBビジネスの相乗効果を出していくというのも考えるとワクワクですね。
加藤 (創業時のフォーシンク出雲の会社案内を持ってきて)この会社案内、自分も忘れていたくらいでしたが行く先はここですね(笑)。
情報誌SHIP VOL.8 (2016年6月)掲載
まとめ
基本行動の徹底で差別化。お店を構え、戦略的なホームページを作り、商圏内に毎月チラシを折り込み、定期的なイベントを行い、OB客には毎月ニュースレターを送る
顧客感動で差別化。来店型塗装営業モデルや住まいの試着など、お客様が喜ぶことを躊躇なく実行する
株式会社フォーシンク
代表取締役社長 加藤 圭吾
1981年11月島根県出雲市に生まれる。父親は地元有力企業である水道施設・給排水空調設備のイマックス株式会社社長で幼少の頃より「住宅」に親しむ。
大学卒業後、倉敷のカスケホーム株式会社に8年間勤務、30歳で株式会社フォーシンク出雲設立。果敢な経営は地元ケーブルテレビにも取り上げられている。
株式会社シップ
代表取締役 小松 信幸
建築CAD会社社長、エクステリアCAD会社社長を務め、2001年住宅リフォーム会社の業績アップ支援に特化した株式会社シップ創業。
住宅リフォーム事業支援に特化したDERUKUI(出る杭)集団の株式会社シップ代表取締役。支援先600社に対し提供しているのは、Web上の”なんか、この会社いいね”の顧客体験(Wex)。