株式会社シップが行った自社調査で、前回はリノベーションの平均CPCの推移でしたが、今回は住宅リフォーム会社のGoogle検索(リスティング)広告の平均CPCの推移(雨漏り版) をまとめています。
まとめデータは、
- 雨漏りに関するGoogle検索(リスティング)広告の平均CPC
の推移をまとめています。
Google検索(リスティング)広告の平均CPCから、屋根業者が広告を打つ際に気をつけるポイントを紹介します。
推測できること
クリック単価は安ければよいというものではありませんが推移で見たり、アカウント別で見ると、競合の参入状況などの評価に使えます。
対象期間だと雨漏り関係のクリック単価は228円~372円です。
雨漏りのキーワードの傾向としては他のキーワードより天気の影響を受けやすいことがあげられます。
屋根修理業社にとってはあまり嬉しいことではありませんが今年は大きな台風がほぼなかったですね・・
今年の数値で見るとピークは7月8月9月。台風が起きやすいのが8月9月ということを考えるとここの数値は肯けます。
その他年によっては梅雨の時期に伸びる時期もあるので天気に対しては敏感に調節していく必要がありますね。
雨漏り VS 屋根修理
対策するキーワードとしてはどっちの検索が多いのでしょうか?
赤い折れ線が「屋根修理」青い折れ線が「雨漏り修理」の年間推移ですがGoogleトレンドで調べてみると雨漏りの方が3倍くらい多いですね。
屋根修理の場合は雨漏り以外にも雨樋の修理屋、屋根リフォームと言った検索意図が含まれている可能性があるので、予算が少なく地域のシェアを確保できていない場合は「雨漏り」だけにキーワードを絞り込むのも手です。
ただ、「雨漏り」キーワードの難しいところは「雨漏り」で出稿している競合が異常に多いことです。
最初に載せている画像だとCPCが200円〜300円ほどで載せていますが、検索結果の上位表示を狙うとなると地域によりますが500円〜600円ほどを見ておく必要があります。
実際に検索してみるとわかると思います。
必ずと言っていいほど広告が出るのと、リンク先のLP(ランディングページ)のクオリティーが他の商材と比べてかなり高いです。
なので逆にアドバイスしたいのは、実際に広告を出したい地域の競合のリンク先を調べてページのクオリティーや要素で負けている場合は無理に広告出稿をしない方が吉です。
当たり前ですが広告上の数値だけじゃなくて競合の状況や市場などを徹底的に調べた上で戦略を持った運用をしていく必要がありますね。
今後も株式会社シップでは、住宅リフォーム業界のGoogle広告の活用に関して定点観測をしてまいります。